年頭挨拶

新年明けましておめでとうございます。旧年中は伊藤忠建機をご愛顧賜りありがとうございました。

昨年をふりかえると残念ながら災害の多い年であったと思います。広島での豪雨による土砂災害や御嶽山の突然の噴火で多くの犠牲者がでたことは皆様方のご記憶にも新しいことだと思います。安倍政権が謳っている災害に強い強靭な日本列島を構築することが非常に重要かつ必要だとあらためて感じた次第であります。

さて2015年は、21世紀最大のプロジェクトである、JR東海による中央リニア新幹線の建設工事がいよいよ始まります。また5年後の2020年に開催される東京オリンピックに向けての工事も本格化していくと思われますが、同時に地方創生・強靭な日本列島構築に関連してのプロジェクトや工事が確実に推進されることが必要だと考えております。様々なプロジェクトや工事に、必要な資機材をタイムリーに供給していくことがわが社の使命でもあります。

伊藤忠グループのルーツは近江商人にありますが、その精神は「三方よし」という言葉に表されています。つまり売り手よし、買い手よし、世間よしということでございます。この精神の延長に現在の伊藤忠商事グループのコーポレートメッセージである「一人の商人、無数の使命」があります。一人一人の商人が自らやるべきことをこつこつと積み上げ、その結果が取引先にもわが社にもプラスとなり社会にも貢献しうるということだと考えます。しかし、たった一人ではやれることに限界があります。この精神をもつ商人百数十名集まったのがわが社であり、この百数十名の商人の英知を結集して、売り手よし、買い手よし、世間よしをこれからも実践していく所存でございます。

本年も伊藤忠建機をご愛顧賜ります様お願い申し上げて年頭の挨拶とさせていただきます。

伊藤忠建機株式会社
代表取締役社長  池野 淳
平成27年1月1日